子どもには寛容!!意外と手厚いロシアの育児事情 その①

「ロシアはこどもに優しい」
子連れで歩いてるとみんなが暖かく見守ってくれる。困ったら、さりげなく手助けをしてくれる。レストランに行けば、必ずと言っていいほど、キッズスペースが充実。幼稚園はなんと朝昼晩3食付き。ロシアのスーパーやショッピングモールに行ってみると必ずと言っていいほど、ベビー用品のお店が充実。多くの種類の離乳食が売られている。
そう、ロシアは子供に対してとても手厚い国なのです。
私は2021年1月にロシアに家族(夫と3歳の息子)ときましたが、それまでは・・・
「ロシアといえば・・・ボルシチ?ピロシキ?」レベルの私とって未知の国・・・( ;´Д`)
ほとんど情報がなく、渡航前は無事子供を育てられるのか・・・?生きていけるんだろうか・・・と不安に思うこともしばしば・・・・
が!実際に住んでみると不安は吹き飛ぶほど、快適な生活ができています。(むしろに日本より快適?)
買い物で困ることはほとんどなし(納豆は食べたいけど)、ご飯も美味しい、街も綺麗・・・
子供グッズやおもちゃも充実しているし、幼稚園もしっかりしている。公園や室内プレイルームも多くて、遊ぶ場所には困らない。家族で住むには最高の環境です。
今回から2回渡って、子供に手厚いロシアの「育児事情」について取り上げたいと思います。
1回目→「ロシアの育児を取り巻く概況と制度」・「幼稚園事情」
2回目→「ロシアでの出産事情」・「人気の育児法&ベビー用品(おむつ・離乳食編)」
★ロシアの育児を取り巻く環境★ 〜20年で大きく変化したロシアの家族事情〜
ロシア人の家族事情はここ20年で大きく変わっています。
<20年前>
・父親母親+子供1人というコンパクトな家族。女性の多くは24~26歳で母親に。
収入レベルも低く、家計の大半は食費へ・・2人目を作る余裕はなし。
→経済が安定しておらず、子供を産む余裕がなく、支出も必要最低限。出生率も低下していました。
<現在>
・子供は1人→2人へ。
女性の多くは一度働き、第一子を出産するのは29歳前後。
収入レベルはあがり、娯楽への支出が増える。
→この傾向は、人口の幸福の成長と将来への自信を反映しているとも言われており、ロシアが確実に豊かになっていることを示しています
★データから見る★<ロシアの合計特殊出生率*は?(以下出生率)>
・ロシアの出生率は2020年時点で1.8(日本は1.4なので、日本より多い)
・日本の出生率が下がり続けているのに対し、ロシアは1998年を底に上昇傾向に
*合計特殊出生率:女性が出産可能年数の終わりまで生き、現在の年齢別出生率に従って出産した場合に女性に生まれる子供の数
<乳幼児死亡率> 新生児が5歳に達する前に死亡する1,000人あたりの確率
・2020年時点で5.8(日本は2.3)となり、ここ数年で低下傾向に。
★なぜ、子供の数が増えたのか!?★ 〜ロシアの手厚い政府支援〜
20年ほど前の1990年代、ロシアは出生率低下の一途を辿っていました。
2000年代半ばよりロシア政府が出産・育児関連の支援を開始。
特に2007年に導入されたマタニティキャピタルプログラムが後押しになり、上昇傾向に転じました。
マタニティキャピタルとは
・第2子が誕生した家庭には国から一定額の資金が支給される制度
・ 資金は予め法律で定められた目的であれば使用可能
→住宅購入・ローン、子供の教育、母親の労働年金の積立部分の形成など
・2020年からは第一子からも適用可能に
第1子では466,617RUB、第2子では150,000RUBの合計約600,000RUB(日本円換算90万円)が支給される
★他に出産に関わる制度はどんなものがあるの!?★
〜妊娠・出産に関わる制度〜
日本と同じように出産手当てや育児休暇、出産一時金などの制度があり、国が子育ての支援に積極的です。
<妊娠中の制度>
・妊娠給付金 :妊娠した際に医療機関の登録により、約670RUBを支給
・出産手当 :産前産後休暇中に会社より個人の毎月の平均給与額を支給
<出産後>
・育児休暇:3年間(父母に加え、祖父母も取得可能)
・出産一時金:18,004.12RUB(2020年2月1日より支給額が変更)
・子供の世話のための手当て:子供が1歳半になるまで毎月平均給与の 4割を支給
・マタニティキャピタル(上述)
出典:Как в нашей стране поддерживают матерей и семьи с детьми
ConsultantPlus
★幼稚園事情★
ロシアの幼稚園は基本3歳から始まります。
多くの幼稚園が朝7時〜夜7時ごろまで預けることができ、なんと朝昼晩+おやつ付き(*晩は幼稚園による)。さらに気になるお値段は・・・2000ルーブル/月と格安(日本円で3000円程度)。ごはんまで出るなんて共働き家庭にとってはなんともありがたい制度。手厚すぎます・・
朝ご飯にはオートミールやサンドイッチ、おやつは果物や手作りマフィン、お昼や晩ご飯には野菜たっぷりのスープ(ポタージュ状なので野菜嫌いの我が息子もぺろり!)やボルシチ、メイン(ミートボールやカツレツなど)が出ます♪
ロシアは育休は3年まで取得できますが、給付金がもらえるのが1歳半までなので、1歳半から預ける場合も多いようです。その場合は有料の保育園に入れたり、ベビーシッターなどを雇ったりします。ちなみに、ベビーシッターは250〜450RUB/時間(350~700円)が相場。日本の半額以下!日本より気軽に使っているようです。
また、英語を学ばせたい場合は私立の幼稚園に入れる選択肢もあります。ただ少しお高めで私立幼稚園は30000〜70000RUB/月(4.5万〜10万円)となります。(国立が破格なのでかなり高く感じますね)
今回は環境や制度面について書かせていただいたので、次回は「ロシアでの出産事情」・「人気の育児法&ベビー用品(おむつ・離乳食編)」をお届けしたいと思います。ロシアには日本製のおむつがたくさん売ってますが、果たして人気なのでしょうか?!
日本円は1ルーブル=1.41円(2020年4月19日時点)にて換算
参考URL
https://ria.ru/20190805/1557121163.html
https://knoema.com/
http://www.consultant.ru/
http://duma.gov.ru/news/50128/
https://kidsout.ru/?login=true&next=%2Fm%2FzHfLIcM
https://www.fontanka.ru/2020/12/07/69607461/

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