【体験記】ロシア出入国時の税関検査の状況
現在、ロシアのウクライナ侵攻への日本政府の制裁の影響で、個人のロシア出入国の際も税関検査が厳格化されています。
今回は4月末に日本からロシア入国を実際に経験した弊社鬼島の実体験をお伝えします。
★日本出国時
羽田空港のチェックインカウンター前で税関職員に声をかけられました。ロシア行きの乗客に対して税関検査を強化してるらしく、別室での荷物検査が行われました。
特に下記に該当しないかが検査の対象でした。
・4万円を超える品物全て輸出(ロシアへの持ち込み)制限
・日本へに非居住者のロシアへの現金の持ち出し制限(10万円まで)→自己申告制
※日本居住者であることが証明できれば、滞在費として1日あたり5万円相当までの持ち出しは許可されるとのことです。
所持現金総額や所持品に関する書類の記載を行い解放という流れで、約30分ほどの所要時間でした。
★ロシア入国時(シェレメチェボ空港)
鬼島の入国時(4月24日時点)では特に検査はなかった様ですが、その後入国した日本人の方からは以下のような報告が複数ありました。
非友好国から到着の外国人で、HQSビザ以外のビザを所持している場合、パスポートコントロールで確認後、別室に呼ばれ入国審査官に調書されたとのことです。(抜き打ちではなく、該当国からの入国者は全員が対象となるようです。)
【調書での質問項目】
・入国目的
・職業
・滞在先
・携帯のチェック(機体の番号をメモされる)
・日本での今回の侵攻に対する報道内容
・ウクライナに対する本人の個人的見解
・過去ウクライナへの滞在有無・予定
税関では手持ちの現金額の確認(自己申告)、スーツケースはX線検査がありましたが、開けられることはありませんでした。
あくまで4月末の状況であり、今後もルールや検査内容の変更が行われる可能性がありますが、参考になれば幸いです。
また、検査などで時間が余計にかかることも予想されますので、通常より余裕を持って空港に到着されることをお勧めします!
≪参考リンク≫
・ロシア出国時の外貨現金等の持ち出しに関する税関検査の強化(在露日本大使館)
・外国為替及び外国貿易法に基づく 経済産業省告示の改正について (ロシアからの一部物品の輸入禁止措置)(経済産業省)
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