先日、サンクトペテルブルクにおいて、隣接するプスコフ州の経済特区「モグリノ」に関するプレゼンテーションが行われました。

モグリノ経済特区は、４種類 あるロシアの経済特区の中でも工業生産型と呼ばれる主に製造業向けの特区です。

２０１２年に設立が決定した比較的新しい特区であり、現在インフラの増設を 進めつつ入居企業を募っています。

この特区の特徴は何と言ってもその立地にあると言えます。

モグリノ特区の設けられているプスコフ州は、州の東側をロシア第二の市場であるサンクトペテルブ ルクと、西側をエストニア国境と接しており、ロジスティックの面で非常に面白い地域ということが言えます。

また現在プスコフ州の税関では、エストニアとロ シア両政府の合意の下で、通関手続きを簡素化する試験的な取り組みが行われており、通常他地域では４から５日かかる通関手続きが、プスコフ税関では１～２ 日で通関を切れるということです。

恵まれた地理的環境にも関わらず、人件費や土地価格はサンクトペテルブルクに比べて圧倒的に安いことも魅力の一つでしょ う。