日本ーロシアーエストニアの新しい可能性
日本ーロシアーエストニアの新しい可能性
先日、弊社の取締役 鬼島がJETROヨーロッパの主催する「エストニア視察」に参加しました。
エストニアはソ連構成国の一員であり、ソ連崩壊後はEUに仲間入りし、現在ITの分野で大変成功を収めている国です。
国民の3割はロシア系住民で、エストニア語を公用語としながら、英語、ロシア語が一般的に使われております。
小学校の授業では英語・ロシア語が外国語として学ばれており、地理的観点からも歴史的観点からもヨーロッパとロシアを繋ぐ大変重要な国と位置づけられております。
ロシアの経済制裁の打撃を大きく受けたエストニアは、これまでのロシア向け輸出を日本側に振り向けるべく取り組みを進めており、先日、日本の大手商社と輸出に関しての合意が交わされ輸出への準備を着実に進めています。
また、政府レベルでも日本企業との協業や企業誘致を積極的に取り組んでおり、今回のJETRO視察でも、大統領および経済大臣によるカンファレンスへの参加がありました。
また2014年12月から開始されたE-residency 制度により、外国人でもEstoniaのIT行政システムを国外からも利用し、ビジネス展開をすることができるようになりました。
この制度を利用すれば法 人登記が最速で19分で行うことができます。(これはギネス記録になっています。)
ロシアビジネスという視点で考えた場合、エストニアのシステムをうまく活用することが考えられます。
ビジネスのポテンシャルの高いロシアですが、半面で政治的、経済的に不安定な分不安要素が残るのがロシア進出の現状です。
マネーフローやロシアマーケット コントロールの拠点として、地理的にもロシアから近く、制度的にもEU水準であるエストニアの利用は大変利にかなったスキームであると考えております。
ロジスティックの観点でもエストニア港はヨーロッパ・ロシアへの物流ルートとして大変重要な拠点であり、現在エストニアからロシアのプスコフ州へは通関手続きの簡略化が実施され、他の国境に比べ2倍ほど早く通関作業を終えることができるなどの利点があります。
弊社では様々な日系企業がロシア進出をするために必要なリソースをロシア国内だけでなく、ヨーロッパからも提供し、最善の環境でロシアビジネスが展開ができますように皆様を全面的にバックアップして参ります。
MTCJapanでは現地に幅広いネットワークを持ち、様々な要望に対応できる日本人スタッフが全て日本語で対応をさせて頂きます。
サンクトペテルブルグ日本領事館、日本センター、日本商工会加盟し、安心と実績のあるビジネス展開し、全てのスタッフが日系企業での豊富な業務経験をもち、迅速対応致します。
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