サンクトペテルブルグ市対外関係委員会とのオンライン会議
サンクトペテルブルグ市対外関係委員会が主催する「日露ビジネスにおけるコロナの影響と現状に関して」に現地日系企業を代表して弊社が招聘され、現状と打開策について話し合いました。
コロナウイルスによる経済的な打撃は日露ビジネスにも大きな影響を与えております。
特にサンクトペテルブルグは日系自動車メーカーの製造拠点として位置しており、現地販売ディーラーの営業停止、販売量の低下、貿易業の停滞で部品調達、供給が遅れるなどの現状がメーカーを悩ませております。トヨタ、日産は1ヶ月半に及ぶ工場の営業停止を解き、近日営業を再開する予定ですが、メーカーによってはリストラ策もすでに発表されており、厳しい局面にあります。
また、弊社でも関わりの深い日系企業の進出分野においても、国境閉鎖による渡航ができない影響から、多大なる停滞が発生しております。
本来、観光業が大きな収入源であるサンクトペテルブルグには、白夜の時期である5月〜8月には、街が外国人観光客で溢れているのですが、現在、一番活気付くはずのこの時期は閑散としており、観光業、外食産業などが受ける打撃はその他の業種に比べても特に大きなものとなることが予測されます。
飲食店の営業再開の見通しがまだまだ立たず、営業開始したとしても、人件費や家賃などの固定費を捻出するだけの売り上げをあげることは観光客減少に加えて、コロナの影響が残ることから難しく、すでに体力のない飲食店は閉店している状況です。
今回のオンライン会議では日本企業が抱えている具体的な問題点を明確にし、サンクトペテルブルク市政府から出来るだけの支援と協力を得られるよう、日系企業でまとめた要望書を作成して提出していく予定です。
ロシア市政府のオフィシャルHPにおける今回の記事
http://kvs.gov.spb.ru/news/54942/
参加者
- サンクトペテルブルグ市対外関係委員会副委員長VyacheslavKalganov 氏
- サンクトペテルブルグ佐藤領事
- サンクトペテルブルク日本センター佐竹所長
- 弊社 取締役:鬼島 法務:アナスタシア
MTCJapanでは現地に幅広いネットワークを持ち、様々な要望に対応できる日本人スタッフが全て日本語で対応をさせて頂きます。
サンクトペテルブルグ日本領事館、日本センター、日本商工会加盟し、安心と実績のあるビジネス展開し、全てのスタッフが日系企業での豊富な業務経験をもち、迅速対応致します。
様々な日系、ロシア系企業との専属業務提携があり、専門家による迅速な露和・和露翻訳・通訳等もサポート致しますので、ロシアでのメディカルツーリズムやビジネス展開、イベント開催、現地視察から旅行まで何でもお気軽にご相談下さいませ。
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