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ロシアの食品禁輸の影響 -フランスチーズが消えた日-

ロシアの食品禁輸の影響 -フランスチーズが消えた日-

ロシアがアメリカやEU諸国からの一部食品類の一年間輸入禁止を決定してからおよそ一か月が経ちました。

ヨーロッパの近隣諸国から多くの商品を輸入していたロシアのスーパーにはどのような影響がでてきているのでしょうか。弊社スタッフが現地スーパーにて調査をして参りました。以下簡易レポートです。

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8月7日、ロシアが欧米諸国からの食品の一部輸入禁止リストを発表した日、私はロシアの高級スーパーチェーンのアズブカ・フクーサ(http://av.ru/)にいました。

今回のような禁輸措置の影響を大きく受けるのは、アズブカのような海外からの食品をメインで取り扱っているスーパー等だと考え、制裁の影響が出始める前に商品ラインナップなどを一度チェックをしに行きました。

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あれから一か月以上が過ぎました。実際に今どのような状況になっているのでしょうか。

【乳製品類】
牛乳、ヨーグルト、スメタナ(サワークリーム)、カッテージチーズは、ロシア産が9割、残りをベラルーシ産やカザフスタン産がうめるような状況。棚の大部分を占めていたフィンランド産の乳製品は影も形もありません。

チーズは以前は山のようにあったフランス、イタリア産が明らかに減り、ロシア産、とスイス産、以前はあまり見かけなかったリトアニア産等にスイッチされている。

【加工肉】
イタリア産、フランス産、スペイン産のものも依然として販売はされている。ただしショーケースに並べられている商品のボリュームが依然と比べて明らかに少ない。こちらもロシア産が目立つ。

【果物】
フランス産やスペイン産のリンゴや、イタリア産のブドウも販売されている(どのようなルートで入ってきているかは不明)今まであまり見かけなかったイスラエル産の果物や、タイなど東南アジア産の果物も多く見られた。

(総評)禁輸対象品は非常に分かりやすく原産国が変わっていました。

値段に関しても、かなり多くのロシア人が物価の上昇を感じているようです。

ただしそれが制裁の影響なのか、ただの便乗値上げなのかは現段階では判断が難しい。

引き続き状況を注視していきたい。

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