ロシア最大の航空見本市MAKS2015がモスクワ近郊のジュコフスキーで開催
ロシア最大の航空見本市MAKS2015がモスクワ近郊のジュコフスキーで9月25日~30日の日程で開催されました。
当見本市にはロシア内外問わず、海外からも多くのメーカーが参加をしており、機体メーカーからはボーイング(米)、エアバス(仏)、部品メーカーからはプラット&ホイットニー(米)タレース(仏)に代表されるような欧米の有名サプライヤーの参加もあり、制裁の影響を感じさせない盛況ぶりでした。
現在ロシアでは、日本で開発進む三菱リージョナルジェットと同じタイプの100~150名乗りの小型ジェット機であるスホイスーパージェットが既に量産体制に入っており、同機のサプライヤーには欧米メーカーが名を連ねています。
またエアバスA320やボーイング737と同様の150~180名乗りの機種であるMS-21も現在プロトタイプの生産が行われており、サプライヤーとして多くの海外メーカーが参加をしてます。
残念ながら本年度の見本市への日系企業の参加は0(前回2013年度は6社)であり、改めてロシアの航空機産業に対する日本のメーカープレゼンスの低さを認識するに至りました。
日本側としては航空機部品ということで武器輸出の規制に関する部分での不安が大きく、且つロシアという未知の国の企業との協業は前例が少ないため、初めの一歩を踏み出せない要因となっているようである。
上記のような課題は一足飛びに解消されるものではないですが、その課題を乗り越える労を払う価値がロシア航空機市場にはあると考えます。
ロシアの航空機産業は今までは軍事面がフォーカスされてきましたが、スホイスーパージェットの生産や、MS-21などの開発が進むことで、民間航空機の分野でもビジネスの拡大が見込まれます。
日本企業のロシア航空機分野での実績は少ないですが、今後無視できない市場の一つとして注目していくべきと考えております。
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